今日の風に吹かれましょう

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2016年 02月 19日

2016年2月19日 「わたしの宝石」を読んで

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最近、本を読み始める前にある感覚が起きる。昔もあった感覚だが、より鮮明になってきている。購入してきた本の表紙を開くと、紙とインクの匂いがし、これからどんな世界に私を連れて行ってくれるのか、期待に胸が膨らむ。この感覚がたまらなく良いのである。さて、今日紹介する本は「わたしの宝石」という題の本である。作者は朱川湊人さん。初めて読む作家である。2005年「花まんま」で直木賞を受賞されている。本の帯に「じんわりと心をえぐる特別な愛のストーリー6編」と書いてあった。そもそもこの本を選んだ理由は単純で表紙の写真の女の子のしぐさと表情に魅せられてしまっただけのことであった。6編を読み終えて、確かに悲劇的な結末が多い内容であったが、心に沁みわたる感覚が残った。その中で「マルマン荘の思い出」という話を紹介していきたい。舞台は昭和44年頃の東京下町。そこに建つ「マルマン荘」という古い木造アパートで繰り広げられる人間模様が描写されている。私が上京したのが昭和46年ですので、その当時の様子が手に取るように頭の中に蘇ってくる。玄関がひとつ、入口に下駄箱があり、長い廊下が続き、左右に部屋がある。トイレも共同、炊事場も共同。10円を入れると、ガスコンロが使える。そんなアパートに住む人間たちの物語である。偶然なのか、この話の中にも前回紹介した早乙女勝元さんの「蛍の唄」同様、東京大空襲のことが別の視点で描かれていた。大人になった基樹という主人公がマルマン荘での思い出を回顧していく。基樹の母は夫からの暴力から逃れるために、名を隠し、基樹と二人でこのアパートに入居してきた。ある日、アパートの階段に1冊の国語の教科書が落ちていた。もちろんこの教科書は基樹のものである。なぜ名前を書かないかというと、自分がここにいることをどうしても父親に知られたくなかったからである。しかし、それを見つけた大家の松丸さんは基樹にこう言うのである。
「いいか、基樹・・・名前っていうのは、本当に大切なものなんだ。世界で一つの、おまえ専用のマークみたいなもんだ。それを書くっていうことは、岸田基樹という人間が、ちゃんとこの世にいるっていうことを、世間に知らせているってことなんだぞ」私はこの大家さんの言葉がなぜか気になった。読み進めていくと、松丸さんの想いが最後になって理解できるのである。
太平洋戦争の終わり間近に、この町は空襲で全滅した。この空襲で大家の松丸さんの家族は全員亡くなった。避難先から松丸さんが戻ると、死んだ者は一つの所に投げ込むように葬られ、まともな墓さえない始末だった。その時、大家さんが何よりも悲しく思ったことは、死者たちがただの数字になっていることだった。死者数千人・・・その一言で片づけられてしまっては死んだものたちがあまりに哀れだ。そこで、大家さんは地域を歩き回り、ノートに空襲で亡くなった方の名前と歳を記録するという地道な活動をひとりでこつこつ行ってきた。そして、その名前を刻んだ慰霊碑を建てたいという考えを持つようになった。
「基樹、前にも言ったろう?名前を書くということは、その人がちゃんとこの世にいる・・・あるいはいたということを、世間に知らせることなんだ。その人だけの、たった一つのマークみたいなものだからな」ここにつながるのである。大人になった基樹はマルマン荘の跡地を訪れる。近くの公園には東京大空襲で亡くなった人たちの名前を刻んだ慰霊碑がひっそりと建っている。そこには松丸さんの最愛の妻と子供の名前も刻まれていた。まさしく心をえぐる愛のストーリーだった。
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by yamaboushi53 | 2016-02-19 18:30 | 本・音楽 | Comments(4)
2016年 02月 18日

2016年2月18日 川面に映る鉄塔

今日は水面鏡写真を楽しみました。いつも歩いているウォーキングロードに沿って流れている逢妻女川の川面に映る鉄塔や桜の木です。いつもとは反対側の道を歩き、河川敷に降りて撮影しました。なかなか難しいですね。今度は水面鏡に青空や白い雲そして太陽が映るような構図を考えていきたいと思っています。
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by yamaboushi53 | 2016-02-18 18:30 | 散歩 | Comments(6)
2016年 02月 17日

2016年2月17日 切り干し大根づくりに挑戦 ③

今日の写真は2月11日に作業を開始し、5日後(2月15日)の切り干し大根の様子です。途中、天気が悪かったり、気温が上がったりして、大根が腐ってしまうのではないかと心配しました。でも、なんとか風と太陽のおかげで乾燥させることができました。やはり衝動的に行うのではなく、寒い時期に取り組まないといけないことを勉強しました。もうしばらく乾燥させ、できあがった「切り干し大根」を家内に頼んで料理してもらいます。さてさてお味の方はどうでしょうか?
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by yamaboushi53 | 2016-02-17 18:31 | 野菜・果物づくり | Comments(6)
2016年 02月 16日

2016年2月16日 今年も豊作 八朔の実

今年もたくさんの八朔が実りました。暖かい蜜柑色をした八朔の実が緑の葉の中から顔を出しています。八朔は伊予柑や蜜柑とは異なり、酸味が強く、甘味が少ない果実です。夏ミカンの味とよく似ています。子どもの頃、夏蜜柑は酸味が強いので、砂糖を付けて食べていました。父や母は「この酸っぱさがいい。」と言っていたことを思い出しました。甘いものに慣れてしまった私たちの世代は、この酸っぱさにやや抵抗があります。個人差かも知れません。この八朔もしばらくおいておくと酸味が減少するそうです。昨年、八朔を使ってジャムを作りましたが、苦みが出てしまいました。後で分かったことですが、八朔は加熱すると苦みが出てくるそうです。大失敗でした。今年はいろいろな果物と一緒に低速ジューサーにかけ、ジュースにして飲んでいます。
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by yamaboushi53 | 2016-02-16 18:32 | 野菜・果物づくり | Comments(7)
2016年 02月 15日

2016年2月15日 切り干し大根づくりに挑戦 ②

生まれて初めての「切り干し大根づくり」です。ネットから手順の方法を確認し、道具の説明書もしっかり読んで、いよいよスタートです!
①大根の皮をむき、適当な大きさに切ります。ボウルの上におろしがねを置き、大根をすべらせながら千切りをします。
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②こんなふうに大根の千切りができあがります。
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③千切りされた大根を干しかごに均等に入れて、天日干しをします。
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④その日は梅の木の枝に干しかごを吊るしました。この作業を繰り返し行い、乾燥させていきます。
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この取り組みは2月11日に行いました。翌日は曇り空だったので、納戸の中に吊るすことにしました。部屋中、大根の匂いが漂っています。早くお日様がでることを祈っています。
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by yamaboushi53 | 2016-02-15 18:30 | 野菜・果物づくり | Comments(11)
2016年 02月 14日

2016年2月14日 切り干し大根づくりに挑戦 ①

1月30日のブログに「切り干し大根づくり」の様子を紹介しました。そのときの文章の中で「来年、切り干し大根づくりに挑戦してみよう。」と書きましたが、畑にまだ収穫していない数本の大根があったので、自分の気持ちがぐらつき始めました。早速、アマゾンで調べてみると、「切り干し大根づくり」のグッズが紹介されておりました。お値段もお手頃でした。好奇心旺盛なヤマボウシは即注文!到着までに4~5日かかると書いてありましたが、注文の翌日に届きました。これには驚きでした。今日は注文した道具の紹介をします。
刃がステンレスです。思っていたより大きな物でした。
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この中に切った大根を入れます。これはホームセンターで買いました。ネットより100円位高かったです。
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これはネットで購入した干しかごです。
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by yamaboushi53 | 2016-02-14 18:30 | 野菜・果物づくり | Comments(8)
2016年 02月 13日

2016年2月13日 「蛍の唄」を読んで

今日紹介する本は早乙女勝元さんの書かれた「蛍の唄」という本です。早乙女さんと言えば、画家田島征三さんと一緒に作られた「猫は生きている」という絵本はあまりにも有名です。私もこの絵本を読んだとき、田島さんのインパクトのある絵と早乙女さんの書かれた東京大空襲の様子が記憶に残っています。この「蛍の唄」も東京大空襲をテーマにした長編小説です。主人公のゆかりは高校生。夏休みの課題に国語の小野木先生から「戦争追体験」レポートが出されました。先生はこう言われました。「アメリカの哲学者でサンタヤーナという人が言った言葉があります。『過去の教訓を学ばぬ者は、ふたたび同じ過ちをくりかえす』と。だから、現在から未来を結ぶ平和を考えるために、過去の戦争を主体的に聞いて、書いて学ぼうというわけです。」ゆかりたちは友達と一緒に聞き取り活動を行っていくうちに、伯母の咲子が福住公園のベンチに座り、いつも公園の入口に立っている焼け棒杭を見つめていることに気づく。この焼け棒杭は高さ三メートルあまりの電柱ですが、片面をざっくりとえぐり焼かれて、真っ黒焦げの不気味な一本柱です。そして、咲子はかすかな声で「ほぅ ほぅ 蛍こい」とわらべ歌を口ずさむ。
昭和20年3月10日、東京大空襲のため下町一帯は火の海となった。咲子はこの電柱の立っている場所で自分の娘蛍子を見失う。戦争は終わってしまうが、咲子は毎日のように蛍子を捜しにこの公園で一日の大半を過ごしている。やがて咲子は亡くなり、咲子の弟(ゆかりの父)の勇太から昭和20年3月10日、あの炎の夜に何があったのかを聞くことになる。ゆかりは父から咲子伯母さんの過去を知り、涙する。
「先生、戦争はずっと昔のことですよね。でも、私のまわりの人たち、その過去と切れてないんです。ずっと引きずっているんです。だから、いま平和ですっていうのが、私とても気になって気になって」ゆかりの言ったこの言葉が私の心に残った。
その後、福住公園の入口にあった焼け棒杭の電柱は撤去されるわけたが、ゆかりの父勇太が譲り受け、家の横に立てることにした。そして、ゆかりと弟の進一の名で次のような銘板が添えられていた。
   三月十日の電柱さん。
あなたは、1945年(昭和20年)3月10日の、東京大空襲の生き証人です。あなたは十万人からの命が、どんなに痛ましく奪われたかを、みんな知っています。
電柱さん。
あなたは今、ここから呼びかけてください。
だれもが、平和を守るための努力と、そのための小さな勇気を忘れてはいけない-と。
                               花房ゆかり・進一
この本を通して、東京大空襲の悲惨さを把握するだけではなく、「平和」の意味や「平和」を守るための努力を自分なりに続けていくことの大切さを学ぶことができたと思う。
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by yamaboushi53 | 2016-02-13 18:30 | 本・音楽 | Comments(4)
2016年 02月 12日

2016年2月12日 ムスカリの花が咲く

今年はムスカリの花を楽しむために、ブロック塀の下にたくさんのムスカリの球根を植えました。そちらの方はまだ葉がでている状態ですが、昔、庭の隅に植えたムスカリから春の便りが届きました。まだ2つだけですが、2月の上旬に花が咲くなんて本当にびっくりしました。普通は3月の初旬から4月の末頃が開花期ですので、あわてんぼうのムスカリさんでした。でも、可愛い葡萄のようなムスカリの花を見ていると思わず微笑んでしまいます。秋に植えたムスカリの開花も楽しみにしています。
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by yamaboushi53 | 2016-02-12 18:30 | 花づくり | Comments(4)
2016年 02月 11日

2016年2月11日 石ころの唄 ②

石ころの唄パート2は、河原にあるたくさんの石の中から形の良い石を拾ってきて、油性マーカーで顔を描いたお恥ずかしい作品です。この作品はかれこれ25年前ぐらいのものです。なぜこんなものを作ったかというと、当時私はペーパーウェイト集めに夢中になっておりました。石・金属・ガラスなど、面白い形のものを中心に旅先などで購入していました。また、ブログで私の集めたペーパーウェイトを紹介していきますが、収集癖はそのころから始まっていたんですね。今日の写真の最初にでている石のペーパーウェイトは外国物産展で見つけた物です。メキシコの方の作品です。それを見たとき、自分にもできそうだと思い、楕円の石を探し、武士の顔を描いてみました。今見ると、思わずふきだしてしまう顔ですね。でも、壊れたり、割れたりすることもなく、書類をしっかり押さえてくれています。忠義を尽くす武士ですね。
購入した石のペーパーウェイト 石の裏側と表側
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ヤマボウシの作品
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by yamaboushi53 | 2016-02-11 18:30 | ホビー・クラフト | Comments(8)
2016年 02月 10日

2016年2月10日 石ころの唄 ①

今日紹介するクラフトは「石の鳥」です。今から20年程前、石を使って何か手作り工作ができないものかと考えていたところ、同僚から南知多(愛知県の知多半島)の内海海岸で、砂浜にある砂岩を使って「石の鳥」を作られている方がいるという話を聞きました。早速、連絡をとり、内海海岸まで行き、制作の仕方や手順などをご指導していただきました。作り方を教えていただいた後は、汗を流しながら砂浜を歩きまわり、材料である砂岩をたくさん集めました。「石の鳥」を置く台は、近くの木材屋さんに頼み、丸太を輪切りにしてもらうことにしました。一番苦労したのは、やはり石に穴を開ける作業でした。電動ドリルの刃を金属用に取り換え、細かい作業が続きます。ひとつ間違えれば、けがにつながります。神経を集中させ、穴を開けますが、いくら砂岩とはいえ、硬い石です。ドリルの刃が熱くなり、冷却用の油を注しながらの作業でした。ちなみに「石の鳥」の嘴は何だと思いますか?正解は「つま楊枝」なんです。嘴の位置、眼の位置ひとつで鳥の表情が変わってきます。シンプルなクラフトですが、あれこれ迷いながら制作に取り組みました。今も私の作った「石の鳥」は部屋の本箱の上に飾ってあります。この「石の鳥」を作られている方のお名前を忘れてしまったので、ネットで検索したところ「にわぜんきゅうさん」という方でした。HPを見ると、あのとき教えて頂いた優しい顔をした「石の鳥」たちの写真が掲載されておりました。
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by yamaboushi53 | 2016-02-10 18:30 | ホビー・クラフト | Comments(4)