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2016年 01月 28日

2016年1月28日 「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」を読んで

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ウォーキングの折り返し地点の近くに本屋さんがあるので、週に2・3回は本屋に立ち寄ります。今日、紹介する「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」という題の本は以前から気になっていた本でした。とにかく書名からどんな内容の物語なのか、興味を持ちました。作者の瀧森古都さんは放送作家として活躍され、「感動」をテーマにした小説を手がけるようになったそうです。さて、この物語は捨て犬や捨て猫を一冊のノートにまとめ、この子たちと家族になってもいい人を探す「里親探しノート」に紹介された猫を中心に、その猫に関わった人間たちの心のつながりを4つの話をもとに構成されています。本の帯に「泣きながら温かい気持ちになれる物語です。」「親子の絆がこんなにも素晴らしく読めたお話はありませんでした。」などと書いてあったので、家族小説ファンのヤマボウシは早速読むことにしました。読み終えた今、確かに心の中にふぁっとした温かい感覚が残っています。物語の中に登場する祥太郎くんという少年は、言葉を使って相手に気持ちを伝えることが苦手で、いつもカメラをぶらさげています。「なぜ彼がカメラを肌身離さず大切にしていたのは、実の父親が置いていった物だからではなく、『想い』を形にする手段として必要なものだったからなのだろう。」というフレーズがありました。このフレーズから、写真を撮影するということは、自分の「想い」を残すということを再認識しました。
物語を最後まで読み進めていくと、エピローグの文章の意味を自分なりに理解することができました。この物語は、「悲しみ」のその先にある新しい出会いや絆、そして夢や希望を持つことの素晴らしさを教えてくれました。

by yamaboushi53 | 2016-01-28 18:30 | 読書・音楽・歴史 | Comments(6)
Commented by 皐月の樹 at 2016-01-28 22:34 x
これはまた、素敵な本のご紹介ですね~♪
このタイトルは、仰る通りとても興味を引きます。
プロローグとエピローグの内容を見ると、これまた素敵なお話であることが想像できます。
想いを形にする・・・まさにその通りですね。
私も、写真を撮る時はそれしか考えていないかもしれません。素敵なお話、ありがとうございます!v^^
Commented by renchiyan3 at 2016-01-29 05:14
おはようございます
感動できるモノに出会うとほんと嬉しくなってしまいますね
Commented by tamataro1111 at 2016-01-29 09:00
お早うございます。
今朝は7時ごろから雨になりました。。。
猫のタイトル本ですね。(=^・・^=)
私も読んでみたくなりました>>> !!
Commented by yamaboushi53 at 2016-01-29 14:54
皐月の樹さん こんにちは
「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」とても長い題の本でしたが、起承転結がわかりやすく構成されており、とても読みやすかったです。人の繋がりの大切さを教えてくれました。
Commented by yamaboushi53 at 2016-01-29 14:58
renchiyan3さん こんにちは
そうなんです。平凡な生活を繰り返していると、ややもすると感動が薄れてきます。でも、その平凡な生活の中に「感動」するものが隠れています。「感動」するか、しないかは本人の心ひとつですね。
Commented by yamaboushi53 at 2016-01-29 15:01
太郎さん こんにちは
愛知も朝からどんよりしていましたが、午後から本格的に雨が降り出しました。シンプルな表紙ですが、心温まる内容が詰まっています。私は本の帯に書かれている内容で、ついついその本を買ってしまいます。
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